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ミュージカルソングへの誘い~No.55 The Steps Of Tomorrow 明日への階段
作詞 ジャック・マーフィー、ナン・ナイトン
作曲 フランク・ワイルドホーン
Rudolf “ルドルフ~ザ・ラスト・キス~”2006
曲への想い
ミュージカル『ルドルフ~ザ・ラスト・キス~』(Rudolf)は、フレデリック・モートン原作
初演はハンガリーブタペスト その後ウィーンへ
日本では2008年帝国劇場で、
宮本亜門演出、ルドルフ 井上芳雄、マリー・ヴェッツエラ 笹本玲奈
なお、マイヤーリンクを扱った作品として、
宝塚の「うたかたの恋」脚本 柴田侑宏が有名
こちらは1983年から上演されているのには敬服する
1989年1月、ウィーン郊外のマイヤーリンクの狩猟館で
愛人マリーとともに死体で発見された事件
未だに自殺なのか、暗殺されたのか闇の中にある
エリザベートでも描かれている当時の時代背景やルドルフの苦悩は
すでに見る側にはすりこまれていて、
多少のショッキングな展開も受け入れられる素地ができている
「明日への階段」はここでは民衆に受け入れられるルドルフがいる
とてもパワフルで、いまコロナ禍のなかで、
打ちひしがれている民衆を鼓舞しているような歌詞にも感じる
歌うと課題はパワーの配分
初めから全開で臨むと、後半パワー切れとなる
多少ゆったりめに腹から喉を通して声を出しているだけのような感覚で
そしてラストで”時代の主役”は特にゆっくりとかみしめるようにして
最後の”だあ~”につなげていく
悲劇の中の歌ではあるが、
どこか希望を持たせる歌であることを意識して歌いたい
Lyrics
宮本亜門版
明日への階段 登る先に
未来の扉が大きく開く
あなたたちこそが時代の主役になる
ともに目指そう この一歩から
もっと自由で平等な社会
進む科学がすべてを変える
われらの闇にともされる希望の光
ともにめざそう理想の世界を
暗い過去脱ぎすてて
今こそ人類への夢へと
より高く はるか遠くへ
つくろう 理想の世界を
人の意識が変わることで
次の時代の扉が開く
もっと自由に大胆に描き出そう
そしてめざそう この一歩から
前を向き おそれずに
目覚めた心にしたがって
望む日々 実現させるのだ
つくろう 理想の世界を
新たな世紀はそこに来てる
心ひとつに前進しよう
誰も見たことのない日々 待ちかねてる
心おどる 新たな日々
ひとりひとり
いま
時代の主役
だ
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