ミュージカルソングへの誘い~No.15 最後のダンス Der Letzte Tanz

ミュージカルへの誘い

No.15最後のダンス Der Letzte Tanz

(作詞 ミヒャエル・クンツェ 作曲 シルヴェスター・リーヴァイ)

エリザベート”1992

 

「愛と死の輪舞(ロンド)」に続いて、「エリザベート」から2曲目

 

イメージするのは舞台で見た山口祐一郎

セリフに乗った歌い方

皇帝陛下へのジェラシーをあらわにしながら、

のしかかるような威圧感をもって

セリフを回すように歌う

 

「俺」をこれだけ使う歌詞も珍しい

最後の「最後に勝つのは、俺さ」のパート

お~れ~さ~

が、威圧感を一番感じさせる大事なところ

 

普段の自分とは違う口調が楽しめるのも

ミュージカルを演じる醍醐味

 

このクールでも、同作品から

「私が踊るとき」をトート役でアシスト

今も意欲的に

ミュージカルを演じ続けておられる方とのデュエット

今思うと、

得難い経験をさせてもらったと感謝している

 

(訳詞:小池修一郎)

                       

あなたの愛をめぐって 皇帝陛下と争う

あなたは彼を選んだ 私から逃れて

 

二人の愛は見せかけ 陛下の腕に抱かれて

あなたはそっと私にも微笑みかけている

 

最後のダンスは 俺のもの

お前は俺と踊る運命(さだめ)

 

ハプスブルクは朽ち果て 広間の客は息をとめ

お前と俺のデュエットを じっと待ち焦がれてる

 

最後のダンスは 俺のもの

お前は俺と踊る運命

 

闇の中から見つめている 最後に勝つのは この俺さ

最後のダンスは 俺のもの

お前は俺と踊る運命

 

最後のダンスは俺のもの

お前は俺と踊る運命

 

闇の中から見つめている 最後に勝つのは 俺さ

ミュージカルソングへの誘い~No.14 愛と死の輪舞(ロンド)

ミュージカルソングへの誘い

~No.14 愛と死の輪舞(ロンド)

作詞 ミヒャエル・クンツェ 作曲 シルヴェスター・リーヴァイ

“エリザベート”1992

 

ミュージカルシーンの中で、

2000年代に入り衝撃的なインパクトを与えたのが

ドイツのクンツェの作品だった

中でも「エリザベート」は、その後のダンス・オブ・ヴァンパイア (1997)、モーツァルト! (1999)、レベッカ(2006)、マリー・アントワネット (2006)、レディ・ベス(2014)と今に続いているクンツェブームの火付け役になったことに間違いない

エリザベートの存在は、

ウィーン観光の主役であり親しみやすく、

一度シェーンブルグ宮殿を訪ねれば、

必ずや彼女のファンになる

彼女の衣装やエクササイズ器具などを見ると

今にも部屋に飛び込んできそうなリアル感がある

一方で貧しくゴシップ好きなウィーンの街の人々が

今とは明らかな距離感を感じさせる

そこに「黄泉(よみ)の世界」から死神トートが現れるに至り

時代の感覚はいよいよ混とんとしてゆく

 

キャストはファントム、クリスティーヌ、ラウルとの共通性もある

ただオペラ座ではファントムの思いがメインストリームであるのに対し、

ここではエリザベートの意思がメインだ

フランクや息子ルドルフの影は

ラウルと比較すると薄い

それはエリザベートへの崇高性がどこまでも高く

トートは決められた運命の中で

ウィーン市内のゴシップに後追いで合わせている

ストーリーテラーのように見えてしまう

 

それでもこの作品に魅せられてしまうのは

それぞれが愛すべき人たちであり

このころの時代に対して

ある畏敬の念をもって

接したい思いがあるからだと思う

 

このクールでは同作品から

「パパみたいに」でエリザベートの父親役でも

アシストで歌うこととなり

トート役の時は、金髪のロングヘアーウィッグで

父親のマキシミリアン侯爵の時はダービーハットで

立ち回っていたっけ

 

(訳詞:小池修一郎)

エリザベート 今こそ
黄泉の世界へ迎えよう

その瞳が胸を焦がし
眼差しが突き刺さる
息さえも俺を捕らえ
凍った心溶かす
ただの少女のはずなのに
俺の全てが崩れる
たった独りの人間なのに
俺を震えさせる

お前の命奪う代わり
生きたお前に愛されたいんだ

禁じられた愛のタブーに
俺は今踏み出す

心に芽生えたこの思い

体に刻まれて
青い血を流す傷口は
お前だけが癒せる

返してやろうこの命を
その時お前は俺を忘れ去る

お前の愛を勝ちうるまで
追いかけよう

どこまでも追いかけてゆこう
愛と死の輪舞(ロンド)

ミュージカルソングへの誘い~No.13 Heaven on Their minds 彼らの心は天国に

ミュージカルソングへの誘い

~No.13 Heaven on Their minds 彼らの心は天国に

作詞 ティム・ライス 作曲 アンドルー・ロイド・ウェバー

“ジーザス・クライスト・スーパースター”1970

 

No.12に続いて、同じミュージカル作品から

ユダが歌う最初の曲

エレキギターの旋律は、作品のテーマにふさわしく

詩はストーリー全体を示す内容となっている

ジーザスに語り掛ける話はそう単純ではなく

日本語のほうが日本人には親しみやすい

岩谷時子さんの訳詞が見事だ

沢木順さんのCDが参考になる

はじめからハイパートが連続するので

ここを乗り切れないと

声が干上がってしまい

あとがつらい

それだけ難儀な曲であることに違いない

 

My mind is clearer now.
At last all too well
I can see where we all soon will be.
If you strip away The myth from the man,
You will see where we all soon will be. Jesus!
You’ve started to believe
The things they say of you.
You really do believe
This talk of God is true.
And all the good you’ve done
Will soon get swept away.
You’ve begun to matter more
Than the things you say.

Listen Jesus I don’t like what I see.
All I ask is that you listen to me.
And remember, I’ve been your right hand man all along.
You have set them all on fire.
They think they’ve found the new Messiah.
And they’ll hurt you when they find they’re wrong.

I remember when this whole thing began.
No talk of God then, we called you a man.
And believe me, my admiration for you hasn’t died.
But…

I remember when this whole thing began.
No talk of God then, we called you a man.
And believe me, my admiration for you hasn’t died.
But every word you say today
Gets twisted ‘round some other way.
And they’ll hurt you if they think you’ve lied.
Nazareth, your famous son should have stayed a great unknown
Like his father carving wood He’d have made good.
Tables, chairs, and oaken chests would have suited Jesus best.
He’d have caused nobody harm; no one alarm.

Listen, Jesus, do you care for your race?
Don’t you see we must keep in our place?
We are occupied; have you forgotten how put down we are?

I am frightened by the crowd.
For we are getting much too loud.
And they’ll crush us if we go too far.
If they go too far

Listen, Jesus, to the warning I give.
Please remember that I want us to live.
But it’s sad to see our chances weakening with every hour.
All your followers are blind.
Too much heaven on their minds.
It was beautiful, but now it’s sour.
Yes it’s all gone sour.

Listen, Jesus, to the warning I give.
Please remember that I want us to live.
C’mon, c’mon
He won’t listen to me
c’mon, c’mon
He won’t listen to me

 

(訳詞:岩谷時子)

私はいま わかるのだ

明日のことが すべて

神の子と誰も彼を呼ばなければ どうなる

ジーザス

あなたまでが自分ことを 神の子だと信じるとは

今までした善いことさえ やがてあなたの仇になるぞ

 

いつもあなたのそばで 尽くしてきた私の

真心 思いだしてほしい

片腕のような私の言葉に 耳を傾けてほしい

言うのはつらいけれど あなたを救い主と

信じた群衆たちが怖い

信じたことさえ 間違いと知れば

許すはずがないのだ

 

生まれた町であなたは父と同じ大工をしてたら

群衆たちを惑わすような こんなことにはならない

 

彼らを好きならここにあなたはいるべきだ

私らが度を過ごしすぎたのだ

やがて彼らに背かれたあげくに押しつぶされてしまう

いけない行き過ぎは良くないぞ

 

我らは生き延びたい だが望みは薄れた

天国を夢見すぎたのだ

昔はいいが だめだもう今では

味方なんかもういない

ジーザス

ジーザス

味方なんかもういないのだ

ジーザス

聞いてくれよ 俺の言葉を

ジーザス・・・

ジーザス・・・

ミュージカルソングへの誘い ~No.12 ゲッセマネの園 Gethsemane ( I Only Want To Say)

ミュージカルソングへの誘い

~No.12 ゲッセマネの園 Gethsemane ( I Only Want To Say)

作詞 ティム・ライス 作曲 アンドルー・ロイド・ウェバー

“ジーザス・クライスト・スーパースター”1970

 

ロックミュージカルの草分け

1968年、ヨセフ・アンド・アメージング・テクニカラー・ドリームコートJoseph and the Amazing Technicolor Dreamcoat)から始まる

ティム・ライスとの合作2作目にあたる。

ストーリーはグレン・カーターがジーザスを演じる映画版が親しみやすい

このGethsemaneは、以前にも紹介している今井清隆の歌が秀逸している

今井さんは英語なので、どうしても英語版のほうがてらいなく歌えるが、

岩谷時子さんの訳詞も響くものがある

 

ゲッセマネの園で父に苦悩を打ち明ける場面

最後の晩餐を終え、静かに迎えた最後の日、

ささやくように始まるフレーズに

徐々に感情が加わり

激しく打ち震えるような表現に変わっていく

長丁場なので、聴いている人に満足していただくには

相当に高いハードルの曲

ひたすら「人間らしく」、

死への恐怖と生への執念をさらすことだ

 

I only want to say,

If there is a way,

Take this cup away from me

For I don’t want to taste its poison.

Feel it burn me,

I have changed.

I’m not as sure, as when we started.

Then, I was inspired.

Now, I’m sad and tired.

Listen, surely I’ve exceeded expectations,

Tried for three years, seems like thirty.

Could you ask as much from any other man?

But if I die,

See the saga through and do the things you ask of me,

Let them hate me, hit me, hurt me, nail me to their tree.

I’d want to know, I’d want to know, My God,

I’d want to know, I’d want to know, My God,

Want to see, I’d want to see, My God,

Want to see, I’d want to see, My God,

Why I should die.

Would I be more noticed than I ever was before?

Would the things I’ve said and done matter any more?

I’d have to know, I’d have to know, my Lord,

Have to know, I’d have to know, my Lord,

Have to see, I’d have to see, my Lord,

Have to see, I’d have to see, my Lord,

If I die what will be my reward?

If I die what will be my reward?

Have to know, I’d have to know, my Lord,

I’d have to know, I’d have to know, my Lord,

Why should I die? Oh why should I die?

Can you show me now that I would not be killed in vain?

Show me just a little of your omnipresent brain.

Show me there’s a reason for your wanting me to die.

You’re far to keen and where and how, but not so hot on why.

Alright, I’ll die!

Just watch me die!

See how I die!

Then I was inspired.

Now, I’m sad and tired.

After all, I’ve tried for three years, seems like ninety.

Why then am I scared to finish what I started,

What you started – I didn’t start it.

God, thy will is hard,

But you hold every card.

I will drink your cup of poison.

Nail me to your cross and break me,

Bleed me, beat me,

Kill me.

Take me, now!

Before I change my mind.

 

(訳詞:岩谷時子)

父なる神よ 聞きたまえ
苦き杯を この手から取りたまえ
今の私に 昔の力はない
身も心も ただあなたに
お望み以上に捧げて 疲れた私です
誰に これができるでしょう

私が死んだらあなたがするのです
私に求めていたことを
私は知りたい マイゴッド
あなたの心が 知りたい
私は あなたが見たい
この目で あなたが見たい

このまま どうして 私が死ぬのです

してきたすべてが むだなのか
私は知りたい マイゴッド
あなたの心が 知りたい
私は あなたが見たい
もし 私が死んだら どんな報いがある
どうして 私は死ぬのか
そのわけ今すぐ知りたい

ああ なぜ今 なぜ死ぬのか
この死が 無駄ではないことを教えてください
おお神よ
知らせて下さい その訳を
示して下さい その英知を

いいだろう死のう
さあ見てくれ 私の死にざまを
見てくれ 私の死にざまを
見てくれ 私の死にざまを

身も心も疲れ果てた
これで終わるのか
あなたが始めたことだから
最後も あなたが望むなら
飲みほそう この杯を
十字架にかけろ
殺すなら 今だ

私のこの心 変わらぬ間に

ミュージカルソングへの誘い~No.11「On My Own」

ミュージカルソングへの誘い

No.11On My Own

作詞 ハーバート・クレッツマー(英語版) & アラン・ブーブリル(仏語版)

作曲 クロード ミシェル・シェーンベルク

レ・ミゼラブル”1985

 

言うまでもなく、ヴィクトル・ユーゴーの同名小説原作

史上最長のロングランを続け、

世界の各都市で公演されることで

ミュージカルステージの中でおそらく第一に挙げられる作品

レッスンでも、メンバーは必ず1曲は課題曲に選ぶ

皆が知っている作品なので、クラスの発表会では、

最後にみんなで歌い上げることが何度か

多くのキャストによる重奏なので、

迫力が出る

年末では、そのレッスン仲間だった人が

レミゼのど自慢大会で優勝したとの吉報

全国レベルの人と一緒に歌っていたのは

ありがたいご縁に感謝

 

さてこれはエポニーヌの歌で、

女性たちにはよく選ばれる

No.3“Maria”で紹介したマイケル・クロフォードのアルバムを

聴いているうちに男性の歌としても

違和感を感じなくなった

レミゼの曲は、その歌詞の解釈で、

どちらの性でも受け入れられる奥深さがあり

どこまでもジェンダーレスな作品

He She

HimHerに変えて

旋律に乗せていく

 

On my own
Pretending he’s beside me
All alone
I walk with him till morning
Without him
I feel his arms around me
And when I lose my way I close my eyes
And he has found me

In the rain the pavement shines like silver
All the lights are misty in the river
In the darkness, the trees are full of starlight
And all I see is him and me forever and forever

And I know it’s only in my mind
That I’m talking to myself and not to him
And although I know that he is blind
Still I say, there’s a way for us

I love him
But when the night is over
He is gone
The river’s just a river
Without him
The world around me changes
The trees…

I love him
But when the night is over
He is gone
The river’s just a river
Without him
The world around me changes
The trees are bare and everywhere
The streets are full of strangers

I love him
But every day I’m learning
All my life
I’ve only been pretending
Without me
His world will go on turning
A world that’s full of happiness
That I have never known

I love him
I love him
I love him
But only on my own

ミュージカルソングへの誘い~No.10「僕の願い」

ミュージカルソングへの誘い

~No.10 「僕の願い」

作詞 スティーブン・シュワルツ

訳詞 浅利慶太

作曲 アラン・メンケン

“ノートルダムの鐘” 1996

 

No.5で紹介したフレンチ版に対し、

こちらはディズニーのアニメ・ミュージカル映画

原作は同じヴィクトル・ユーゴーの小説『ノートルダム・ド・パリ

 

ディズニーらしくさわやかにストーリーは進むが、

原作の重みのあるテーマは無視できず、

ディズニーのメインターゲットである

キッズ層にはちょっと親しみにくかったかもしれない

 

その代わり、大人には日本語版で

劇団四季のメンバーにより、

見事な歌唱力で楽しませてくれる。

カジモド 石丸幹二

エスメラルダ 保坂知寿

フロロー 日下武史 歌:村俊英

クロパン 光枝明彦

フィーバス 芥川英司(現在の鈴木綜馬)

ヴィクトル 今井清隆

彼らの歌唱力と表現力には躍動感があふれ

ディズニーアニメの中でいちばん好きな作品の一つだ

 

フロロー(村俊英)からカジモド(石丸幹二)のパートへつづけて二役を歌う

村さんのバリトンから石丸さんのテノールまで音域は広いが、思ったほどきつくない

フロローの冷徹さとカジモドの清廉な心との対比をひとりで表現するのは難しい

けれど解き放たれるようなラストのカジモドのパートはとても爽快感がある

聴いているほうも

「歌っていて気持ちがいいだろうなあ」

と思ってもらえるように

 

四季・劇場版の「陽ざしの中へ」バージョンも今年は聴いてみたいな

 

世の中は冷たくて

お前をいじめぬくのだよ

私だけが 

お前に食べさせ 着せて 

守ってやるのだよ

そのかわりにお前は 

ここから出てはならない

 

お前は(私は)

醜いぞ(醜いのだ)

世の中はお前を嫌ってる

守ってやるのは(あなただけです)

お前は怪物だと(怪物)

憎み嘲り笑う(怪物)

もう世の中は相手にせず

ここにいなければ(ここに あなたと)ならない

感謝しつつ 

従え(従う)

 

いつも一人で生きて行く 

ここに隠れて暮らす

真下を見つめて生きて行く

ぼくはみんなを見てる 

みんなはぼくを知らない

これからもずっとこのまま

もしこの願いがかなうなら 

行きたいな みんなのもと

光浴びながら 一日だけでも 

暮らしたい みんなのもとで

もし 出会いがあって 

誰かがぼくを愛してくれるなら

 

みんなは今日も忙しくして 

楽しく生き生き暮らす

何て素晴しい生き方だ 

輝きにあふれている

ああ ぼくもみんなと一緒に 

歩いてみたい 散歩したい

手をつないでセーヌのそばを 

朝の光を

浴びながら

この願いが

もしも

ぼくに許される

その日が来るなら

もう 何もいらない

ミュージカルソングへの誘い~No.9「Love changes Everything」

ミュージカルソングへの誘い

~No.9 「Love changes Everything」

作詞 ドン・ブラック&チャールズ・ハート

作曲 アンドルー・ロイド・ウェバー

“Aspects of Love” 1989

原作はデイヴィッド・ガーネットの同名小説

タイトルは近年広がりを見せる自国至上主義に対するアンチテーゼにぴったりそう

ただ歌詞の内容は、そういう意味ではなくて

青年の熱くウェットな切ない思いが続く

この曲を知ったきっかけは、

NYで見つけたアンドルー・ロイド・ウェバーのMusic Video

マイケル・ボールがジョージの別荘で回想して歌うシーン

舞台は観ていないが、CDで全編を知ることができる

劇団四季版では

アレックス 石丸幹二、ローズ 保坂知寿、ジョージ 光枝明彦

アンドルー・ロイド・ウェバーの作品を扱う劇団四季の作品の中では、

最も原作に近いように感じる

それは保坂さんや光枝さんらの演技の力量が大きいのだと思う

そして歌うには浅利慶太氏による和訳のほうが、

少しクールで落ち着いた大人の歌になる

石丸さんのキャラにも合っている

単調なコードが続くため、思い余って

のどや胸に力を入れてはいけない

腰に力を意識する

課題は最後のワード

英語では「Same」、日本語では「いつか」

特に日本語の母音アで音が上がるのは相当ハード

最後のヤマでどこまでも伸び続ける透明感が求められる

 

Love,

Love changes everything:

Hands and faces,

Earth and sky,

Love,

Love changes everything:

How you live and

How you die

 

Love

Can make the summer fly,

Or a night

Seem like a lifetime.

 

Yes, Love,

Love changes everything:

Now I tremble

At your name.

Nothing in the

World will ever

Be the same.

 

Love,

Love changes everything:

Days are longer,

Words mean more.

Love,

Love changes everything:

Pain is deeper

Than before.

 

Love

Will turn your world around,

And that world

Will last for ever.

 

Yes, Love,

Love changes everything,

Brings you glory,

Brings you shame.

Nothing in the

World will ever

Be the same.

 

 

恋のさだめは 出逢いと別れ

季節のように 巡り続ける

前触れもなく ふいにおとずれる ああ

恋はかえてしまう あらゆるものを

ただ一度の出逢いから

 

恋ははばたく 遠い彼方へ

時の流れも はるかに越えて

熱い思いに 心ふるわせる ああ

恋はかえてしまう 人生までも

だれも逃れられはしない

恋は奪うすべてを

 

痛みとともに 月日は流れ

思い出だけが はかなくのこる

虚しく思う あの日の面影を

そう 恋の炎は 永久に消えない

恋はよみがえるいつか

ミュージカルソングへの誘い~No.8「The music of the night」

ミュージカルソングへの誘い

~No.8 「The music of the night」
(作詞 チャールズ・ハート, 作曲 アンドルー・ロイド・ウェバー)

“The Phantom of the Opera オペラ座の怪人” 1986

原作はフランスのガストン・ルルーの同名小説(1910)。

ブロードウェイ、劇団四季を合わせると6回観ていることになる

ブロードウェイのファントムは

いつも野性味にあふれ

鬼気迫る

 

もはや叶うはずもないが

ウェスト・エンドで

マイケル・クロフォードと

サラ・ブライトマンの

オリジナルキャストで

観たい

 

歌う時に思い浮かべるのは

ファントムが地下の迷路ではじめて現れる

マイケル・クロフォードの

氷のように冷たく

それでいて妖艶な熱が伝わって

涙が流れてしまう場面

 

このキャラは

その後のLove Never Dies

に継承され

ファントムの永遠のテーマになっている

 

 

連れてきた

甘美なる世界へ
こここそ誰もが

ひざまづく

音楽の王国

私は お前に求めた
たえなるこの調べを 

私の為に歌って欲しい 

どうか

静かに広がる闇  

心も胸もときめく
やさしい夜 

やすらぎの夜

きらめく夜のひかりを 
その手にとらえてごらん
耳をすませて 

聞いてみたまえ
やさしい音楽を 

夜の調べの中で

目を閉じて すべての悩み 

夢の中に捨てよ
心は空に高く 

果てしなく舞い上がる

たえなる夜の闇が

やさしく君を包む
心開いて夢を咲かせる
君は私のもの 

夜の調べの中で 

新しい未知の世界へ 

二人で旅立つのだ
心のおもむくまま 

君は私のもの
私にゆだねてほしい 

私にさわってほしい
闇を治める私の力に 

私の音楽に
夜の調べの中で

二人は歌うのだ 

夜の調べの中に

ミュージカルソングへの誘い~No.7「Wheels Of A Dream」

ミュージカルソングへの誘い

~No.7 「Wheels Of A Dream」
(作詞 Lynn Ahrens, 作曲 Stephen Flaherty)

“Ragtime ラグタイム” 1998

原作は、E. L. Doctorowの同名小説(1975)

19世紀末から20世紀初頭にかけて

WASP、黒人、ユダヤ系3家族の

生きざまを描いたもの

トニー賞はLion Kingが取り

出演者が多いため

興行は長く続かない

それだけに

一度は観てみたい作品

 

そしてこの曲は

黒人家族である

CoalhouseとSarahが

赤ん坊を抱きながら歌うデュエット

これをCoalhouseの歌うパートのみで歌った

 

オリジナルキャストのBrian Stokes Mitchellは

聞いてすぐわかる低くて太い黒人ならではの発声で

今思うと選曲が無謀だったかも

 

ミュージカル自体は観れていないが

アメリカ、サラ、そして息子への熱い思いが

その詩から伝わってきて

この一曲だけで

ミュージカルのテーマがわかった気がする

ブロードウェイ周りの本屋で楽譜を手に入れ

歌ってみたくなったし、歌ってよかったと思う曲

 

I see his face.

I hear his heartbeat.

I look in those eyes.

How wise they seem.

Well, when he is old enough

I will show him America

And he will ride

on the wheels of a dream.

We’ll go down South

And see your people

Won’t they take to him

Like cats to cream!

Then we’ll travel on from there.

And we will ride

On the wheels of a dream.

Yes, the wheels are turning for us, girl.

And the times are starting to roll.

Any man can get where he wants to

If he’s got some fire in his soul.

We’ll see justice, Sarah,

And plenty of men

Who will stand up

And give us our due.

Oh, Sarah, it’s more that promises.

Sarah, it must be true.

A country that let’s a man like me

Own a car, raise a child, build a life with you…

With you…

Beyond that road,

Beyond this lifetime

That car full of hope

Will always gleam!

With the promise of happiness

And the freedom he’ll live to know.

He’ll travle with head held high,

Just as far as his heart can go

And he will ride-

Our son will ride-

On the wheels of a dream.

ミュージカルソングへの誘い ~No.6「I Am What I Am ありのままの私」

ミュージカルソングへの誘い

~No.6 「I Am What I Am ありのままの私」

(作詞・作曲:ジェリー・ハーマン)

“La Cage aux Folles ラ・カージュ・オ・フォール” 1983

原作は、ジャン・ポワレの舞台劇「Mr.レディ Mr.マダム

1984年トニー賞を受賞

大好きなおかまちゃんの作品では、

映画「トーチソング・トリロジー」

切ないけれど心温まる

 

一方この「ラ・カージュ・オ・フォール」のほうは

ずっと笑ってみられるお芝居風なのが

日本で受けている理由だのだろう

その証拠にザザ役として、

日本では市村正親で知られているが、

彼の前は近藤正臣だった

というあたり

はたして本当にミュージカルなのだろうか?

 

という疑問はさておき

この曲を知ったきっかけは

「ベスト・ミュージカル ~4Knights~」

の中で、岡 幸二郎さんが色っぽく歌っている

ミュージカル版よりこちらの詩のほうが

なんとなくしっくりくるかな

聴いているひとには

喜んでいただける可能性は広がる

ここはおかまちゃんに成りきって

ラストのアップテンポまで一気に突き進む

 

微妙なテンポの変化を

見事に合わせてくれる

伴奏のピアノの先生に

あらためて感謝

 

I am what I am

そう

これが私なの
そう
みてちょうだい
なんとでも

言えばいい

望んだとおりに
生きてきたわ
これこそ
私の生きざま

胸を張り
言えるわ
これが
私だと

I am what I am

よしてよ
憐れみは
そう
お世辞もいらない
だいじょうぶ

あなたこそ
一度べつの目で

人生を見つめなおすのね
きっとちがう

自分に出会えるはずよ

I am what I am
ひとりで生きてきた

言い訳など言わない
プライドがある
一度きりの人生なのよ
思いっきり突き進むだけね

 

さあ

みてちょうだい

これこそ

ほんとうの

私なの