この日の後半は、岡山県から島根県へ移動する
高速を降りて、松江市内に入る
ふと右を見ると、小泉八雲の旧居がある
立ち寄りたい気持ちに襲われるが
ここは初心貫徹
後ろ髪をひかれる思いを断ち切って道を進む
広い稲田のなかを走っていくと
左手へ「佐太神社」につながる道がある
午後の日差しは容赦なく照り付け、
左右に長く広がる境内には
参拝する人の影は見えない
特徴的な建築様式に見とれながら
お導きと安全を祈願する
御祭神
佐太大神
猿田彦大神と同じ神様とされている
お導き、交通安全、縁結びなどにご利益あり
まあるいラインがかわいくて
家族に健康お守りをいただく
ここまで予定よりも早めに巡拝を進めているので
出雲に入る前に「一畑薬師(いちばたやくし)」を参拝することとする
子供の成長を祈るお薬師様として、
全国に50余ある一畑薬師教団の総本山
日が傾き始めたとはいえ、日差しは強く
ここも参拝する人の姿を見ることはなかった
1200段を超える参道を上がることはあきらめ
クルマで山頂まで上がり楽をさせていただく
13歳になるペキニーズの雪之丞が悪性腫瘍で苦しんでいるので、
健康祈願のお守りをいただく
「バタデン」こと一畑電車と並走しながら
出雲に入る
日の入りまでまだ時間があるので
一日前倒しで「日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)」
を参拝
紅く染められた境内は
他の神社とは一線を画す
境内にはただ一人
独り占めしていることに
申し訳なく思ってしまう
日御碕灯台は
世界の歴史的灯台百選の一つ
画に描かれる灯台の姿そのもので
威厳がありながら、温かみもあった
日が傾く日本海を右手に観ながら
今日最後のスポット
「稲佐の浜」に
弁天島の祠では
一羽のヒヨドリが
くつろいでいた
そして祠に太陽の光が差し込み
その神々しさに時のたつのを忘れて
しばらくぼんやりと眺めていた
宿に着くと
手がこれまでになく激しく痛む
風呂から上がると
痛みを忘れて、深い眠りについた
今日は岡山からサムハラ奥の院にはじまり、3社、1寺廻った
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