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自由外語ゼミナール(自由外語予備校)~大学進学予備校の寡占化のはざまで

どこかほのぼのとした塾風

自由外語ゼミナールは、自由が丘を本校として
ほかにもいくつか教室を構えていた
長期休み中の講習では、
今の大井町線の線路沿いにあった校舎に、
多くの生徒が集まりにぎわった
大井町線など東急沿線のひとが多かったので、
小学校や中学校時代の同級生もいて、
予備校でいてどこか学校の延長のような
ほのぼのとした塾風があった

英語の基礎を固めてくれた講師

お世話になった代表的な講師は、
英語の小川元春先生だった
先生の教えはとてもロジカルで、わかりやすく、
問題なども癖がなく、繰り返し解いて
自分のものにしていく過程が実感として感じとれた
そしてありがたいことに、
自宅から近い青葉台教室では生徒が2名しかおらず、
もう一人は休みがちであったため、
ほぼ個人で見てもらっていたクールもあった
先生はその後代ゼミで名物講師として活躍された

ほかにも、岩田一夫先生も思い出深い
カッパブックス「英語に強くなる本」でベストセラーを書いている
とてもユーモアがあって、
名前を英語に変えて遊んだこともあった
残念なことに
この楽しい講義で名前を付けていただいて1年後に他界されている

そして終焉

このように普通に考えれば、
採算の合わないような状況にあっても、
東急沿線に住む生徒たちにとっては、その身近さもあって、
小規模ながら継続できていたのだと思う

しかし、聞くところによれば、
2009年に経営破たん
経営者夫妻は、
業者への支払がされないまま失踪したと聞く
2009年と言えば、リーマン不況の真っ只中。
推測の域を出ないが、
予備校の寡占化によるさらなる生徒数の減少か、
株式投資などの失敗による資金繰りの悪化が響いたのかもしれない

刻まれた想い出と感謝の気持ち

その後、経営者失踪後にどうなったのかは闇の中だが、
今でも自由が丘のかつての本校の前を通ると、
当時は今の東急ストアの入ったビルもなく、
奥沢方面まで展望が広がるのどかな風景が思い出される
そして多感な頃で、
その東急ストアのビルの向こう側に小さな喫茶店があり、
まるで小鳥のつがいのように仲睦まじくしていた若いマスター夫婦
雪の日の朝、立ち寄った九品仏浄真寺の参道で見かけた、
舞い降りる雪の中で踊っていた同年代の少女だったり、
そのころの記憶がとても明瞭に投影される

それだけ通っていた中高と両輪をなす
その時代の予備校としての役割をしっかりと
果たしてくれていたのだと感謝している

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