No.61 I Won’t Send Roses
作詞・作曲:ジェリー・ハーマン Jerry Herman
“Mack and Mabel” 1974
曲への想い
この曲との出会いは、ニューヨーク・マンハッタンの名門クラブFeinstein’sを経営し、グラミー賞に幾たびかノミネートされているMichael Feinsteinによるピアノ演奏と熱唱だった。
情熱的に語り掛けるような歌いぶりは、ミュージカルのあらすじはわからなくても、感動がこみあげてきた。
ほかにもあのRAGTIMEでコールハウス・ウォーカー・Jr.を演じたBrian Mitchellも歌っていて、こちらも終始ポケットに手をつっこんで深いバリトンの声で男の思いやりと哀愁を存分に表現している。
あまり馴染みのないブロードウェイミュージカルMack & Mabel は、脚本Michael Stewert作詞・作曲Jerry Hermanによる1974年初演の作品。ハリウッド映画監督のMack Sennett と、 女優Mabel Normandとの1911年の出会いから1930年にMabelが結核で亡くなるまでの間の二人の関係をテーマとしている。トニー賞ではミュージカル賞を含む8部門にノミネートされている。
じっくりと歌い上げる曲なので、できるだけスローテンポで進めたいのだが、そのためには十分に歌いこんでいかないといけない。歌詞もひとつひとつのフレーズに重みがあるので、しっかりと相手に伝わるようにあいまいさのない口調になるようにしておかないといけない。
この曲のフィナーレとなるAnd roses suit you soのSoの音は、オの母音をしっかりと出して歌うようアドバイスされた。このあたりもしっかりと母音を捉えて相手に伝わることを意識して歌う大切さを教えてくれた。
Lyrics
I won’t send roses
Or hold the door
I won’t remember
Which dress you wore
My heart is too much in control
The lack of romance in my soul
Will turn you gray, kid
So stay away, kid
Forget my shoulder
When you’re in need
Forgetting birthdays
Is guaranteed
And should I love you
You would be the last to know
I won’t send roses
And roses suit you so
[Instrumental break]
My pace is frantic
My temper’s cross
With words romantic
I’m at a loss
I’d be the first one to agree
That I’m preoccupied with me
And it’s inbred, kid
So keep your head, kid
In me you’ll find things
Like guts and nerves
But not the kind things
That you deserve
And so while there’s a fighting chance
Just turn and go
I won’t send roses
And roses suit you so
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