Contents 目次
はじめに
趣味として続けているミュージカルソングは、
これまで生きてきたさまざまな出来事とともに
いつも心にからだに
やすらぎと活力を与えてくれた
明るい先生、信頼ある伴奏ピアニスト、そして
いつも元気なクラスの仲間たち
定期的なミニコンサートに加えて
忘れたころに行われる
ライブハウスでのコンサート
感謝の気持ちとともに
取り組んだ順に
それらの課題曲を紹介していく
No.1 All the Things You Are 君は我がすべて
作詞:オスカー・ハマスタイン
作曲:ジェローム・カーン
“VERY WARM FOR MAY” 1939
曲への想い
初めて取り組んだミュージカルソングであり、
今でも大好きなスタンダードナンバー
なかなかつかみどころのない
これまで取り組んできた中でももっとも難しい課題曲のひとつ
ミュージカル作品自身は大失敗作とされ、
その理由は難解さと言われている
第二次世界大戦の最中であり
ブロードウェイで求められている趣向を
外していたのかもしれない
歌詞もまた難解ではあるが、
春という季節に
熱い思いを抱く
若いころに抱いたときめきを
思い起こさせる
そしてメロディー
甘く溶けるような表現が求められている
ところが自分の表現は、
聞いている歌のイメージにはほど遠く
どこか堅苦しい
それまで学んできたイタリア歌曲とは異なり
歌詞に込められた歌を活かす
ミュージカルの難しさを知り
苦い出発となった
この曲を知ったきっかけは
気鋭のバリトン歌手Thomas Hampsonのアルバム
彼のつやのある歌声はいつも心穏やかにしてくれる
自分はハイ・バリトンの声域と言われ
Thomas Hampsonのようなバリトンの真打の声域は
いつもあこがれの的なのである
歌詞 Lyrics
Time and again I’ve longed for adventure
Something to make my heart beats the faster
What did I long for?
I never really knew.
Finding your love I’ve found my adventure
Touching your hand, my heart beats the faster
All that I want in
All of this world is you.
You are the promised kiss of springtime
That makes the lonely winter seem long
You are the breathless hush of evening
That trembles on the brink of a lovely song
You are the angel glow that lights a star
The dearest things I know are what you are
Some day my happy arms will hold you
And some day I’ll know that moment divine
When all the things you are, are mine
You are the angel glow that lights a star
The dearest things I know are what you are
Some day my happy arms will hold you
And some day I’ll know that moment divine
When all the things you are, are mine
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