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RAGTIME ラグタイム 日本版ブロードウェイ・ミュージカル

コロナ規制が解除され、久しぶりのミュージカル鑑賞
2023年9月9日から日生劇場で上演されているRAGTIMEだ
1998年ブロードウェイ初演で、トニー賞最優秀脚本など4部門を受賞
20世紀初頭NYを舞台に、
ユダヤ人、黒人、白人3つの人種が織りなすストーリー展開
評価が高かったにかかわらずロングランにならなかった理由が、
キャストが多すぎて採算面に難があったと聞く
このミュージカルを知ったのは2004年にさかのぼる
サラ役のAudra McDonaldと
コールハウス・ウォーカー・Jr役のBrian Stokes Mitchell
が歌うWheels Of A Dreamが好きで
特にBrian Stokes Mitchellのバリトンの歌が筆舌に尽くしがたい
訪米時に本屋で楽譜を入手
レッスンの課題曲で独唱した

そんなこともあって、日本で見れることがありがたく、
公演が決まってからずっと楽しみにしていた

なじみ深い力強く夢のある曲とは裏腹に、
ストーリーが進むうちに突きつけられる
冷酷な人種差別の現実に絶望的になる
一方でメインキャストの真摯な生き方に触れ、
生きる意味を垣間見る
そしてメインキャストを囲む
多くのアンサンブル一人一人の迫力ある歌、
豊かな表情の演技が印象的
圧巻だったのは、第一幕最後を締めた
塚本直さんの歌だった
彼女の歌は、サラを演じた遥海さんに肩を並べるほど
オリジナルのAudra McDonaldとBrian Stokes Mitchellの境地に
迫っていた

初めて日本公演が許可される後押しとなった
人種を表す衣服や演技が見事
人種のテーマを日本人だけで演じる限界はあると思っていたが、
日本人だけでも人種の問題をしっかり表現していた
まさに20年以上待っただけある
ブロードウェイの秀作をJAPANオリジナルの演出で楽しめた
もしブロードウェイでの再演を知ったら、
NYに吸い寄せられそう
また一つ楽しみが増えた

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