Contents 目次
先ずは、葛岡霊園へ
11月半ば、早めにお礼参り
7時台の新幹線に乗り
9時前には仙台駅に着く
はじめに葛岡霊園へお墓参り
父方の曾祖父母、祖父母、伯父が眠る
9人兄弟のなかで唯一東京に出てきた次男だった父
東日本大震災の2週間後、人一倍仙台や塩釜への想いの強さか、追うように逝った
その父がいなくなった後
東京とは距離があるが
仙台との縁をつなぎとめ
見守ってほしいと祈る
塩釜神社裏坂へ
葛岡霊園から塩釜神社へ
以前は東日本大震災の傷跡が目にはいったが
今はすっかり消えている
塩釜市内に入り
並ぶ前に早めに寿司店に
ここはネタの大きさと、海苔の香りが際立つ
白子汁では、濃厚な白子が口の中に広がり
幸せな時間に感謝する
塩釜神社にはいつも通り裏坂から入る
大鳥居をくぐると正面にある石碑に
裏坂の整備に財を投じた曾祖父の名が刻まれている
途中「亀井邸」が開いていたので立ち寄る
干し柿のかかる縁側に心温まる
さらに裏坂をのぼって博物館にも
歴代伊達家藩主が奉納した太刀が圧巻
屋上から望む紅葉に目が休まる
社殿では七五三のお祝いの参詣客が目立つ
今年一年の無事に感謝し
神々しいい清らかな空気にしばし身をゆだねる
志波彦神社でもお礼をし
団子屋でしばし休息
再び裏坂に戻り
おさんこ茶屋でづんだ餅、三色だんごをいただく
まさに絶品
ここでいただいて良かった
としみじみ味わう
菖蒲田浜で
仙台に戻るまでの時間
曾祖父が避暑によく訪れたと聞いた
菖蒲田浜に立ち寄る
きれいに整備され
5mほどの堤防を上ると
北東に広がる御殿山から吠崎の白い山肌が映える
穏やかな浜辺のなぎさを眺めていると
涙がほほを伝わってくる
たくさんの思いが
伝わってくる
生きているものに
なにか受けとめることができることがあれば
と静かに目をとじた
仙台では早めに軽い夕食をとり
まだ暖かい街を後にした
つながっていることに
感謝した
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