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ミュージカルソングへの誘い~No.38 She was There あなたはそこに

ミュージカルソングへの誘い

Contents 目次

No.38 She was There あなたはそこに

作詞 ナン・ナイトン

作曲 フランク・ワイルドホーン

“スカーレット・ピンパーネル” 1997

曲への想い

スカーレット・ピンパーネルから

「ひとかけらの勇気」に続いて2曲目になる。

歌詞は、梅田芸術劇場で石丸幹二のうたう詩を用いた。

メロディラインは微妙な変調が好き。

さらに詩もメロディになじんでいる。

僕はこの作品を見たことはない。

それでも課題曲に選ぶのは、

ワイルドホーンらしいメロディラインと、

純粋な心を歌に込めた訳詞

がとても心地よいからだと思う。

歌詞

(訳詞 木内宏昌)

夜明けにとける月夜を

見送りながら

「戻れ 愛しきひとよ」と

虚しい祈り 捧げてきた

けれど今夜…….

月の光に 青く浮かぶあなた

近づきもせず 顔さえ見えないまま

ぼくは仮面を 外せずにいた

あなたの声が 僕の世界を

変えるまでは

 

夜空の星が やがて霞んでゆく

その手に触れて あなたを感じたい

壁が二人を 引き離しても

届くだろうか 

僕の心が叫ぶ声は!

 

腕のなかに あなたはいないけれど

たしかにぼくのそばにいる

あなたが!

 

ぼくのからだは

あなたで満ちていた

一度もあなたをだきしめてないのに

 

ふたりはひとつ!

気がついた いま!

なんて愚かだ

あなたはいつも

すぐそばにいた!

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